北海道で一番晴れる街はどこ?

日照時間が多い所TOP

1位:池田町 

2位:帯広市 

3位:浦幌町 

4位:●●市←意外な街がランクイン!

5位:更別村


【年間の日照時間が多い所TOP10】
(気象庁・平年・年間日照時間・道内158地点)

TOP3に加えて、TOP10に十勝地方の9つのの街がランクイン!1位はドリカムの吉田美和さんの出身地の池田町、ワインの街としてもお馴染みですね。

「十勝晴れ」という言葉があるのもうなづけます。農業王国十勝で作られる農作物はこの太陽の恵みもあってこそです。また、大樹町などには大規模な太陽光発電施設(メガソーラー)などが設置されているのも、日差しがたっぷりの十勝地方の特性を活かしたビジネスとなっています。

4位の釧路にも注目!霧の街釧路とも呼ばれ、年間100日ほど霧が発生するにも関わらず、年間の日照時間の合計は堂々の4位。これは、釧路や十勝地方など太平洋側東部の街は、この時期に冬型の気圧配置になると、雪雲は日高山脈など高い山を越えると消滅し、空気カラカラの冬晴れになるからなんです。

実は釧路は、「霧の街」であると同時に「太陽の街」でもあるんです。では、12月の日照時間のランキングをチェックすると、釧路に行きたくなるかも!?

その他の主な街は、札幌が158地点中の43位、旭川が79位、函館が41位、北見が36位など。上位を太平洋側やオホーツク海側南部の街が占める中、札幌は日本海側の地点の中では、最も日照時間が多い街という平年データの順位になりました。

【12月に日照時間が多い所TOP10】
(気象庁・平年・12月の日照時間・道内158地点)

12月の1はなんと釧路市。冬に限っては、釧路はまさに「太陽の街」ですね。

TOP10には、釧路地方の街5つ、十勝地方の街5つと上位を分け合っています。12月に晴れるところに旅に行きたいという方は、釧路地方や十勝地方を選ぶと、晴れの確率が高いのです。

冬に晴れる太平洋側東部は、空気がカラカラに乾燥します。お住まいの方は、風邪予防や火災予防のために、部屋を加湿したり、お肌や喉の保湿に十分な注意が必要になります。

部屋の加湿を兼ねて、なべ料理などにすると、元気に美味しく、快適な室内環境を保つ手助けにもなり、一石二鳥です。

その他の主な街は、札幌が158地点中の70位、旭川が90位、函館が60位、北見が41位と年間合計よりも順位が下がる一方で、苫小牧は35位と年間合計の57位よりも12月など冬に限っては、太平洋側で良く晴れる街があるもの興味深いデータです。

日本海側はやはり冬は日差しが少ない傾向があるようです。では、12月に日照時間が少ない街と、年間の日照時間が少ない街もチェックしてみよう!

【12月に日照時間が少ない地点ランキング】
(気象庁・平年・12月の日照時間・道内158地点)

日照時間が少ない街は、12月だと日本海側の⛄が多い地点がランクイン。1位の音威子府村は、12月に⛄の降る量が3番目に多く、3位の朱鞠内と並んで、豪雪地帯です。少ない方から15番目位までは、1日平均30時間未満とこの時期の日本海側の日差しは非常に貴重です。日照不足による「不眠やうつ」に十分な注意が必要です。

では、年間合計の日照時間が少ない街も確認してみましょう!

【年間日照時間が少ない地点ランキング】
(気象庁・平年・年間日照時間・道内158地点)

日照時間が少ない街は、1位は幌加内町朱鞠内、2位は音威子府村と、やはり冬に⛄の日が多く、極端に日差しが減少することが影響しているようです。一方で、3位~5位の地点は、冬にも雪雲が流れ込んで日差しが遮られる日が多いですが、夏~秋の大雨シーズンに雨が多い地点でもあります。

一番日照時間が長い池田町よりも朱鞠内は4割も日照時間が短いということでその差は大きいです。

5位の日高町日高を除くと、日照時間が少ない1位~10位のうち、9つの街が日本海側の街で、冬場の⛄による影響がやはり大きく、日本海側の地域の方は、冬に日照不足による体調不調のリスクが高いともいえます。日照不足によるココロやカラダへの影響については、今月のお天気プラスでチェックしよう!