あす(1/26)にかけては、冬としては穏やかな道内ですが、1/27㈮~28㈯にかけては、大荒れの天気になる可能性が高くなってきました。夕方に気象台も情報を発表し、道内が荒れる約1日半前から警戒を呼びかけています。北海道地方気象情報はコチラで確認してください。

今回の荒れた天気になる原因は、発達しながら北海道に接近・通過する低気圧です。この低気圧は、暖かい空気冷たい空気がぶつかり合うことで発達(雪や雨・風のパワーが増す)のですが、今回の暖気寒気は、気温差が大きいのが特徴です。27㈮に北海道に流れ込む上空の暖気は『4月上旬並み』、一方で27㈮の夜~28㈯に北海道に流れ込む寒気は『真冬並み』です。その気温差は12度以上あり、激しく寒暖の差がある空気が低気圧の寒冷前線付近で特にぶつかり合う予想になっています。

この暖気と寒気のぶつかり合いによって、どのような荒れ方になるかを気象台からの情報も踏まえて想定してみると、

27㈮は、4月並みの暖気が入って強い南風が吹き、湿った⛄や☂で、雪解けにより「落雪」「なだれ」「路面状況の悪化」や、局地的には「川の増水」「土砂災害」など春先に起きるような災害のおそれ

27㈮の夜~28㈯は、真冬の寒気が入って強い西風が吹き、日本海側の海岸部を中心に「暴風雪」「高波」などのおそれ

また、寒冷前線が通過する際は、急激な気温の変化や気圧の変化があり、体調を崩しやすくなるリスクも高くなります。風邪をひきやすくなったり、関節痛や喘息など持病のある方は症状が出やすくなる傾向もあります。災害だけでなく、体調管理にも要注意な週末となりそうです。

 

28日㈯については、今のところ、西風なので札幌や千歳は手稲山など西にそびえる高い山々に雪雲や強風がある程度ブロックされるので、大荒れにはならない可能性が高いとみていますが、明日以降も最新の情報を確認した方が良さそうです。

さらに注目は、29㈰の夜~30日㈪にかけても、再び北海道を低気圧が通過する予想になっていて、今後1週間は天気や気温の変化が目まぐるしくなりそうです。