今日(27日)の道内は、広い範囲で真冬の☂となりました。原因は活発な前線を伴った低気圧が発達しながら通過したため。札幌は強い南風が吹き、☂と暖気の影響で今日これまでに積雪が10センチも減少。最高気温はプラス4.7℃で平年の3月20日頃の水準。一番高い函館空港ではプラス8.0℃まで上昇しました。

この影響で札幌市内にもあちこちに大きな水たまりができました。季節外れの高温と☂の後は、色々と心配なことがでてきます。

真冬の☂で水たまり1⃣落雪・なだれのリスクが高いこと
2⃣グチャグチャに悪化した路面が、今後の寒気で一気に凍結路面に変化すること
3⃣日本海側や道南で暴風雪や高波に警戒、局地的な大雪に注意

今回は、札幌や千歳には雪雲が入りにくい西風タイプで冬型の気圧配置が強まる予想なので、札幌などは3⃣の影響は小さいですが、1⃣と2⃣に対して、今夜からあすにかけては、要注意。札幌は午後4時半頃までプラス3度台でしたが、約2時間後の午後6時半にはマイナス1度台まで急激に気温が低下しました。風向きも暖かい南風から冷たい西風に変わっています。このあと、あすの朝にかけてマイナス5度前後まで下がる見通しで、道路がガタガタのまま凍結したり、濡れた路面がブラックアイスバーンに変化したりと路面状況に十分な注意が必要です。

3⃣については、気象台から発表された北海道地方気象情報を参考にしてください。西からの強い風がダイレクトで入る日本海側の海岸部を中心に暴風雪警報や波浪警報が出ていて、あすの午前までを中心に警戒が必要になります。これらの地域では、明日の明け方までの暗い時間帯に嵐のピークになるところも多く、今夜はお家でゆっくり過ごされた方が良さそうです。非常に強い風が吹きますので、除雪道具など外に置いてある飛ばされやすいものは、玄関の中に入れるなど風に対する備えが必要です。