2月に入ってから、まとまった雪の降っていない道内ですが、あす以降、週末にかけては西日本や東日本の日本海側や山沿いで大雪になりそうです。東京などはわずか数センチの雪で、大規模な交通障害になるケースもありますが、全国各地で「大雪の基準」はどのようになっているかを見てみましょう。
上の表にあるように、大雪注意報が発表される時の基準は、札幌市は12時間で20㎝以上の降雪が予想される時に発表されます。それに対して、東京(23区)は12時間で5㎝以上の雪が予想される時、さらに京都市など西日本では24時間で5㎝が大雪注意報の基準になっている市町村が多いようです。
注意報は、大雪によって交通障害などの災害が発生する恐れがある時に気象庁から発表されるのですが、東京では半日で5㎝も降ると大変ですし、京都などは丸一日で5㎝も雪が降ると影響が出てしまうということになります。

ちなみに、沖縄では数値による基準はありません。沖縄の雪については、2016年1月24日に、ファイターズのキャンプ地でお馴染みの名護市で「みぞれ(統計上雪として扱います)」を観測し、沖縄本島で気象庁の観測としては史上初めて雪が観測されたことになりました。
先月も、京都や広島など普段あまり雪の積もらない都市で大雪になりましたが、あす以降は週末にかけて、毎日本州を中心とした大雪のニュースがたくさん流れそうです。

今日(8日)夕方に気象庁が発表した大雪に関する情報では、近畿地方や中国地方の多い所ではあす(9日)18時にかけての24時間で30センチの大雪になることを予想していますし、週末にかけて本州の日本海側の山沿いの多い所では、1メートル以上降るという数値予報の予測も出ています。

週末にかけて、本州の日本海側に出張や旅行、受験などで行く予定のある方は、気象情報とともに交通情報もチェックした方が良さそうです。