先週後半から、鳥取県や兵庫県など西日本を中心に記録的な大雪になりました。

全国の9日㈭から12日㈰の20時までの合計降雪量のランキング

1⃣兎和野高原(兵庫県) 145㎝

2⃣大山町大山(鳥取県) 144㎝

3⃣庄原市高野(広島県)    119㎝

4⃣白川村(岐阜県)            111㎝

5⃣余呉町柳ヶ瀬(滋賀県)109㎝

6⃣鳥取市(鳥取県)   103㎝

7⃣北広島町大朝(広島県)101㎝

8⃣真庭市上長田(岡山県)100㎝

9⃣小浜市(福井県)              98㎝

🔟飛騨市河合(岐阜県)      97㎝

西日本の日本海側では平地でもドカ雪で、鳥取市は9日㈭の降り始めから合計で103センチ(一番降った10日㈮は一日で65センチの降雪)、11日㈯に積雪が91センチに達し、34年ぶりの記録的な大雪⛄になりました。札幌でのドカ雪記録(1日で降った雪の記録)は63㎝なので、今回の鳥取で一気に降った大雪は札幌では経験のないレベルといっても良いでしょう。

札幌でも昨年末は12月としては50年ぶりに90センチを超える積雪となりました。鳥取市では昨年末の札幌とほぼ同じ水準の積雪になっていますが、降水量から推定すると、水分を沢山含んだ非常に重たい⛄で昨年末の札幌以上に市民生活にとっては大変な状況になっているのではと推定できます。

この大雪による死亡事故も起きています。鳥取市では雪かき中に誤って用水路に転落したとみられる87歳の女性の死亡事故が発生し、京都府宮津市では、車の中で一酸化炭素中毒が原因とみられる男性が犠牲になりました。さらに、鳥取県内では漁港に係留されていた漁船など20隻が雪の重みによって沈没や転覆したという被害も発生している模様です。

今後西日本は冬型が緩んでいくため、⛄の降り方は収まっていく傾向ですが、大雪による影響はもうしばらく油断できない状況です。

大雪による一酸化炭素の注意ポイントなどはJAFで公開している動画をぜひ一度ご覧ください。

 

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