3/19 第1回「さくら開花予想」が、「お天気健康NEWS」にリリースされました。

お花見と言えば、皆でワイワイ食べる野外での食事が最高の楽しみという方も多いのではないでしょうか。いつもとは違った空間で食べるアウトドアでの食事ですが、実は食中毒のリスクも多く、また、皆で食べるため、万が一、何かあった場合の影響も大きいので注意が必要です。食中毒防止の基本は、細菌を「つけない、増やさない、やっつける」。キレイ(衛生的)に食べて、美味しく楽しい時間を過ごしましょう。

【つけない】 

★十分な手洗い・・・手洗い設備が十分でない場合は、次の方法で手を清潔にしましょう。

(1) ウエットティッシュ等で、手をふき、汚れを落とす。

(2) 消毒用アルコールをスプレーし、手全体によくすりこむようにもむ。

※燃料用に使われる「メタノール」は危険です。絶対に使わないでください

※消毒用アルコールは、目に見える汚れを取り除いた後に使用しないと効果を十分に発揮しません。

★食材は素手で触らないよう、トングや割りばしを使用しましょう。ビニール袋を使い捨て手袋代わりに使用するのもひとつです。

★野菜、果物は必ず洗浄!・・・一般的に、肉や魚は食中毒のリスクが高いと認識されていますが、実は、生野菜や果物の表面にも付着しています。これは、土壌の微生物や肥料中の微生物によるもので避けられないものです。鮮度は関係ありません。野菜、果物は必ず、流水で洗った物を使用しましょう。

【増やさない】

★適切な温度管理・・・日光が照り続ける中、食材を放置しておくと、細菌がどんどん繁殖します。保冷材や氷を使用したり、肉や魚は冷凍の状態で持ち出したりするなど、長時間、温度を低くし、細菌を繁殖させない工夫が大切です。また、使用した食材は残さず食べきりましょう。

 【やっつける】

★十分な加熱・・・加熱は、細菌だけではなく、ウイルスや寄生虫も死滅させます。また、箸やトングは、加熱前と後で分けましょう。

 

いかがでしたか? これから心浮き立つ行楽シーズン、よりキレイに食べることで、よりおいしく!楽しい時を過ごしていただけたらと思います。