街中は様々な花が咲き、芝生や木々も新緑の季節を迎えていますが、ふと山に眼を向けると、まだまだ残雪があります。この時期の山に残る雪は何かの形に見えることがありますが、雪解け時期に山の斜面に現れる残雪の模様を「雪形(ゆきがた)といい、毎年、雪形の写真コンテストなどが開催されています。

今日掲載した写真は小樽公園から見た天狗山の雪形です。⛄が残っている形が北海道に見えませんか?

 

雪形には2つのタイプがあります。写真のように残雪が何かの形に見えるタイプを「ポジ型」。反対に雪がなくなった山肌の部分が何かの形に見えるタイプを「ネガ型」と呼ぶそうです。

 

昔は雪形で農作業を始めるタイミングの目安にしたり、豊作になるかどうかを占ったりしていたそうです。北海道の中でも特に有名な雪形は石狩市浜益区の愛冠岬の『馬雪(まゆき)』です。岬の岩肌に残雪の形が馬に見え、地元の人々に親しまれてるそうです。馬雪については、石狩市のホームページにも紹介されています。http://www.city.ishikari.hokkaido.jp/site/sightseeing-guide/15835.html

残雪が何かの形に見えたときはシャッターチャンスです!山肌に雪が残っている時期もあとわずか。皆さんも雪形を見つけらたら、ぜひお天気プラスinfo@otenki-plus.netまでお知らせください。

 

下の写真は西区から手稲山方向を見た時の雪形です。これも北海道の形が浮かんで見えるのは気のせいでしょうか!?

手稲山の雪形