きょう(7/2)は、道東の内陸で大気の状態が不安定になり、今年道内初の『記録的短時間大雨情報』が標茶町付近に発表になりました。

発表された情報はこのような内容です。

13時30分北海道で記録的短時間大雨
標茶町北部付近で約80ミリ

この”漢字10文字”の情報の意味をきょうはおさらいしましょう!

 

▶記録的短時間大雨情報

~数年に一度レベルの豪雨~

この情報は、大雨警報発表中に、降った雨がその地域にとって土砂災害や浸水害の発生につながるような、稀にしか観測しない雨量であることをお知らせし、厳重な警戒を促すために発表するものです。

 

防災気象情報の種類と深刻度

この情報が出た時、対象の場所は、大雨による災害の危険度が極めて高いため、外の様子や自治体からの避難に関する情報を確認した上で、状況によっては、避難行動をとる必要があります。

 

避難といっても、避難所に移動するだけが避難ではありません。避難には3つの種類があり、状況に応じてどういった避難をする必要があるかを判断しなければなりません。

1⃣待避(その場にとどまる)、2⃣垂直避難(建物の2階以上に避難する)、3⃣水平避難(安全な場所へ移動する)

避難は3つの種類

 

 

記録的短時間大雨情報は、数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を、観測したり、レーダーなどにより解析したりしたときに、各地の気象台が発表します。その基準は、各地方ごとに異なり、1時間雨量歴代1位または2位の記録を参考に設定されています。

今回発表になって標茶町がある釧路・根室地方は、発表基準が1時間に80㎜、札幌がある石狩地方は100㎜などとなっています。