7月も半ばを過ぎて、あじさいが道内各地で見頃を迎えています。

気象台では、春のさくらの開花のように、「あじさい」の開花についても観測を行っていますが、あじさいだけは観測の仕方が特殊なんです。

あじさいは私達が花だと思ってみているものは「萼(がく)」で、本当の花ではないのです。実は花びらのように見える萼(がく)をめくって内側にある花があじさいの本当の花「真花(しんか)」で、気象台ではこの真花(しんか)が咲いたかどうかを確認して、あじさいの開花日を観測しています。

あじさい1

今年の道内のあじさいの開花は、平年より早めに進んでいます。札幌では平年より6日早い7/12に開花し、函館は同8日早い7/14、旭川は同4日早い今日(7/18)に開花を観測しました。

内側にある真花(しんか)は、とても小さく可愛らしいので、皆さんもキレイなあじさいを見かけたら、中に隠れた真花(しんか)も時々確認してみるとさらに楽しめるかもしれませんよ!

あじさい2