連続真夏日、札幌で”今世紀”最高気温、記録的猛暑・・・、お天気プラスでも、連日の暑さを伝える日が続きました。

このような日に、食べたくなるのは冷やし中華やざるそば、そうめんなどの冷たい麺料理。脂質も少なく、さっぱりした味で、低カロリー、体に良さそうなイメージがありますが、実は、気を付けなければならない点もあるので要注意です。

 

①    麺自体のエネルギーは、ごはんやパンに比べ、低いわけではない

実は、ごはん1膳のエネルギーが200kcal程度に対し、そうめんは1食(乾麺100g )あたり約300 kcalあります。そして、のどごしの良さから、ついつい食べ過ぎてしまい、結果、摂取エネルギーが思っている以上にオーバーしてしまうことに・・・・・。

「夏バテ気味であまり食べていないのに太る」という人によくあるパターンです。

 

②    具材が少ないので、炭水化物意外のほとんどの栄養素が不足気味に 

麺料理は、ごはんの時のように副菜(おかず)を組み合わせることが少ないので、たんぱく質やビタミン・ミネラルなどが不足しがちで、たんぱく質・糖質の代謝が悪くなり、疲労回復が遅れる原因となります。

 

 でも、食べたい!夏の「冷たい麺」

では、夏の冷たい麺料理を美味しく!健康的に楽しむにはどうしたらよいのでしょうか?

基本は、麺料理に不足しがちな「たんぱく質」や「ビタミン・ミネラル」「食物繊維」を多く含む食材を麺料理にプラスすることです。

例えば・・・・

・そうめん・・・・焼きなす、オクラ、トマト等の夏野菜 + 肉みそ

・冷やしラーメン・・・にんじん、パプリカ、ワカメ + 蒸鶏やゆでた豚肉

・そば・・・オクラ、大根おろし、山菜、きのこ + 納豆や温泉卵

 

いかがでしょうか。エネルギーの摂りすぎや、ビタミン・ミネラルが不足しがちになることもある麺料理ですが、賢く食べて、夏を元気に乗り越えましょう!

 

お天気+プラスでは、天気や健康に関する身近な旬の話題を掘り下げて、天気で元気になる情報を発信しています。

講演やコラムなどの執筆依頼は下記メニューからお気軽にどうぞ!