8/8の「お天気健康ニュース」では、スポーツ時の熱中症対策(1)として、気象条件やその場の状況などにおけるチェックポイントをお伝えしました。

今日はスポーツ時の熱中症対策の続編として「実践的な水分補給について」お知らせします。

運動時は、大量の発汗によって、水分だけではなく、ナトリウムやカリウムなどのミネラルが体内から失われ、筋肉を調整する機能に不調をきたしたり、血行不良が起きやすくなったりします。

日本体育協会や、全米スポーツ医学会などスポーツにおける権威ある団体では、スポーツ時の飲料には、ナトリウムと糖質を含んでいることを推奨しており、ナトリウムについては、0.2~0.7g/ℓ、糖質については4~8%含んでいることが推奨されています。

また、実践的な水分補給の方法としては、次の方法をおすすめします。

①    運動前20分~40分前  250~500ml(水かスポーツドリンク)

②    運動中 のどの渇きに応じて自由に飲水

③    運動後 速やかに飲水(スポーツドリンク、水、牛乳など)

※運動後に炭酸水や糖質の多い物を飲むと、エネルギーを作る際に必要なビタミンB群が多く消費され疲労回復が遅くなります。

今日ご紹介したのは、あくまでも「スポーツをする場合」の効果的な水分補給です。運動時以外でスポーツドリンクを飲む時は糖質に注意を!また、健康的なイメージが強いせいか、小さい子どもに500mlのペットボトルを持たせて自由に飲ませている様子を目にしますが、糖分が多いので控えてもらいたいものです。

お天気+プラスでは、天気や健康に関する身近な旬の話題を掘り下げて、天気で元気になる情報を発信しています。講演やコラムなどの執筆依頼は下記メニューからお気軽にどうぞ!