今秋は、寒くなるのが早かった影響か、雪虫の飛び始めも例年よりやや早めです。札幌市内では、場所によっては、先週金曜日(10/6)から大量発生している地域もあります。

 

雪虫が例年大量発生する時期は札幌では10/12~15頃といわれていますので、5日前後早めに飛び始めている印象です。

 

雪虫の本名は、「トドノネオオワタムシ」といってアブラムシの仲間です。

 

雪虫の発生数は気温に関係する!?

雪虫の発生数は夏~秋の気温が高いと多くなる傾向があり、記録的な猛暑となった2004年は2010年は大量発生しました。夏~秋に高温だと雪虫の発育が良くなり、繁殖も盛んになって大量発生しやすくなるそうです。

今年(2017年)は8月から9月の気温は平年よりやや低めでしたので、大量発生しすぎて大変!ということにはならない可能性が高いとみています。

 

雪虫がたくさん飛んでから何週間後に初雪?

雪虫はある程度、秋に気温が下がって羽が生え始めて、トドマツの木からヤチダモの木に引っ越しをして卵を産み付けます。私達が雪虫を目撃するのは、卵をかかえた羽の生えたメスの雪虫が引っ越し中のタイミングなのです。

昔から『雪虫が大量発生したら1週間後に初雪になる』という説がありますが、

どうやらこの説の通りになっていない年が多いようです。

 

民間気象会社ウェザーニューズが、過去に会員の方からの情報を集めて、調査したところ、

北海道では雪虫大量発生から平均で2.24週(15日~16日程度)で初雪になっている ということがわかりました。

詳しくはコチラのWEBページでhttp://weathernews.jp/s/topics/201609/290075/

 

今年は、10/6が札幌の大量発生日と仮定すると、15~16日後なら、21日~22日に札幌で初雪が降ってもおかしくないということになります。札幌の初雪の平年日が10月28日なので、少し早めに降るとちょうどそのあたりの時期ですね。

虫たちの動きからもヒントを得ながら、冬タイヤの準備など進めておくのも良いかもしれませんね。

 

ちなみに今日(10/9)の最新の上空寒気の予想をみると、来週月曜から火曜日には、道北の平地でも初雪になる可能性がある、この秋一番の寒気が流れ込みそうです。