動きの遅い低気圧の影響で、道南は記録的な大雪になっています。

函館空港では午後7時までの24時間に41㎝の雪が降り、積雪は観測史上1位の記録を更新。

函館空港は航空機の欠航が相次ぎ、羽田から函館に向かう今日の最終便が約30分遅れで午後7時30分頃に無事函館に着陸できたようです。

 

積雪が記録的

函館市街地でも、きょうの最深積雪が78センチに達し、函館の史上5番目の記録となり、市電も運休となりました。

その他、函館空港・平取町旭・新ひだか町静内でも観測史上1位の積雪記録を更新するなど、普段雪の少ない地域での記録的な雪の量となっています。

 

大雪後の注意ポイント

普段雪の少ない地域でこれだけの雪が降ると、様々な注意点があります。

①除雪作業中の事故に注意

➡急いで除雪をすることでケガをしたり、除雪車絡みの事故などにお気を付けください。

 

②一酸化炭素中毒に注意

➡車のマフラー周りの雪を取り除いてから、エンジンをかけるようにしましょう!

一酸化炭素中毒にならないようにエンジンスターターでエンジンをかける際も、マフラー周りが雪で塞がっていないことを確認しましょう。

 

③屋根からの落雪に注意

➡屋根の上にはかなり雪が載っています。軒下は危険ですから頭上にも注意しましょう。

屋根の上の積雪量が、道南方面は設計基準量(垂直積雪量)を超えている場合もあります。基準を超える量が屋根の上に積もっている場合は、状況に応じて雪下ろしも必要になりますが、一人で無理に行わないようにしてください。

※北海道内の垂直積雪量はコチラから→ http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kn/ksd/kijun/sekisetu.htm#no3

 

④交通機関への影響

➡道路は両側に高い雪山が出来て、見通しが悪くなっています。車やバスでの移動はいつもの倍以上かかる可能性もあります。時間と心にゆとりを持つようにしましょう!