2月も半ばに入り、一年の中でも一番雪深くなる時期を迎えました。

 

今回のお天気データランキングでは、道内の歴代積雪記録をランキングします。

道内でこれまでに一番雪が深く積もったことがあるのは、

倶知安町の312㎝、次いで朱鞠内の311㎝とこれまでに積雪が3メートルを超えた地点は道内118の観測点のうち、たった2地点のみでした。

今週2/14に幌加内でも積雪が311㎝に達し、道内の歴代2位タイの記録となりました。

道内で歴代3地点目で36年ぶりに積雪3メートル到達ということになりました。

 

成人用のバスケットゴールのリングの高さが3メートル5センチなので、幌加内はバスケットゴールよりも高く雪が積もってしまっている大変な状況です。

除雪が追い付かなかったり、雪を捨てる場所がなくなったりと住民の方の生活にも大きな支障をきたす雪害レベルです。

 

積雪が記録的な地域での注意ポイント

記録的な積雪に見舞われた地域では、様々な注意点があります。

①除雪作業中の事故に注意

➡急いで除雪をすることでケガをしたり、除雪車絡みの事故などにお気を付けください。

 

②一酸化炭素中毒に注意

➡車のマフラー周りの雪を取り除いてから、エンジンをかけるようにしましょう!

一酸化炭素中毒にならないようにエンジンスターターでエンジンをかける際も、マフラー周りが雪で塞がっていないことを確認しましょう。

 

③屋根からの落雪に注意

➡屋根の上にはかなり雪が載っています。軒下は危険ですから頭上にも注意しましょう。

屋根の上の積雪量が、道南方面は設計基準量(垂直積雪量)を超えている場合もあります。基準を超える量が屋根の上に積もっている場合は、状況に応じて雪下ろしも必要になりますが、一人で無理に行わないようにしてください。

☆幌加内町の垂直積雪量の基準は250㎝、今週積雪記録(2/14に162㎝)を更新した滝川の基準は160㎝

これらの記録を更新した地域では雪の重みによる建物の倒壊などの恐れもあります。

※北海道内の垂直積雪量はコチラから→ http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kn/ksd/kijun/sekisetu.htm#no3

 

④交通機関への影響

➡道路は両側に高い雪山が出来て、見通しが悪くなっています。

車やバスでの移動はいつもの倍以上かかる可能性もあります。時間と心にゆとりを持つようにしましょう!