連日☔でジメジメ天気の続いた7月上旬の北海道。

7月1日~10日の合計降水量は、北海道の22官署平均で平年の4.9倍で1961年の統計開始以来最も多かったことがわかりました。

さらに同期間の日照時間も、平年の30%にとどまり、これも1961年の統計開始以来最も少ない記録となりました。

 

つまり、今年の7月上旬の北海道は今までで一番雨が多く、日ざしが少ないという異常気象だったのです。

 

地点別にデータをみてみると、

札幌の7月上旬の降水量は138.0㎜で、これは札幌の7月上旬としては1904年以来114年ぶりの雨の多さとなりました。

旭川の7月上旬の降水量は251.0㎜で、これは旭川が1888年に観測して以来一番多い7月上旬の雨で、旭川の平年の年間降水量の4分の1の量がたった10日で降ったことになりました。

7月上旬の降水量平年比

日照時間はアメダス観測地点で一番少ない真狩村と八雲町は10日間でともにわずか0.8時間しかなく、平年の2%という異常な少なさに。

また、函館や室蘭も平年のたった8%と、ほとんど日差しのない7月上旬でした。札幌も平年の30%にとどまりました。

7月上旬の日照時間平年比

この長雨と日照不足の傾向は6月後半から続いていて、農作物の生育の遅れなどに影響も出始めています。

この先、時々晴れ間の広がる日もありますが、来週末にかけては曇りや雨の日の方が多く、多雨・日照不足の影響は続きそうです。

高温多湿と日照不足で体調を崩さないように、農家の方は、農作物の管理にご注意下さい。