きのう(8/16)の大雨の後、今朝にかけては10月並みの冷たい空気が流れ込んだ北海道

今朝は、大雪山系の山々の頂上付近で、初雪となりました。

黒岳ロープウェーを運営しているりんゆう観光によると、1974年の観測開始以来最も早い初雪になったそうです。

この記録的早い初雪をもたらした今朝の寒気は、札幌上空1500メートル付近で4.0℃と8月としては史上2番目に低い気温。10月中旬並みの2カ月先も空気がきょうの北海道に入りました。

 

山では遭難相次ぐ

このような季節外れの寒さとなったきのうからきょうにかけては、十勝岳や旭岳では遭難事故が相次ぎ、低体温症による死者も出てしまいました。

夏山登山とはいえ、高い山に登る際は、軽装備では危険です。今回は雨が強まった後に、冷たい空気が流れ込み、風も強まるという低体温症や遭難のリスクが高くなる典型的なパターンでした。山を登る際は、気象情報のチェックとリスクのあるパターンを事前に確認することが必要で、気軽に高い山を登るという意識は危険です。

 

肌寒さはあす㊏朝まで

この寒さはあすの朝で一段落で、あす日中以降は気温が徐々に上昇していますが、気温の変動が大きくなっています。来週前半は蒸し暑く残暑となりそうです。気温差で体調崩さないように十分ご注意下さい。