春は、仕事や習い事、いろいろな場面で、新しい出会いの時期でもあります。食材の贈答品も多く出回る時期。食べないうちに期限が切れてしまった・・・という経験は誰にでもあるものです。
まだ食べられるのに捨てられている食べ物、いわゆる「食品ロス」が日本では年間約632万トンにも上ります。これは、1人当たりに換算すると、毎日お茶碗約1杯分(約136g)のご飯の量を捨てていることと同じことになります。そして、日本の食品ロスの半分は、家庭から出ています。
家庭からの食品ロスを防ぐには、①食材を買いすぎない。②計画的に購入する。③賞味期限と消費期限を正しく知る などの工夫が必要です。

賞味期限と消費期限

・・・よく似たこの言葉の違い、意識したことはありますか?

消費期限は、「定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限を示す年月日をいう。」と定義されています。

一方、賞味期限は「定められた方法により保存した場合において、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日をいう。ただし、当該期限を超えた場合であっても、これらの品質が保持されていることがあるものとする。」と定義されています。

賞味期限が切れているからと言って、捨ててしまうのはもったいないことです。また、店頭で賞味期限が先のものを買うために奥の方から取り出すのは、過度な行動であり、メーカーの不正を誘発する原因にもなりかねません。

味期限が切れている場合には、見た目、におい、味、食感など、五感を使って総合的に判断することが大切です。

 

出所:
内閣府 食品安全委員会 キッズボックス総集編(2019年3月発行)消費期限と賞味期限は、どうちがう?
http://www.fsc.go.jp/kids-box/kidsbox_magazine/page04.html

 


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