全国的に夏先取りの陽気となった今日(5/2)は、大気汚染物質PM2.5の濃度がやや上昇しています。

日本付近には中国大陸育ちの夏の空気とともに、いつもよりも少し汚れを含んだ空気が流れ込んでいます。

特にきょうは秋田県・埼玉県・大阪府で70㎍/㎥以上の高濃度の数値が一時的に記録された観測地点があります。

北海道でも4月以降だと最も高い数値30㎍/㎥前後の濃度となり、夕方の札幌の空は遠くの山が少しぼんやり霞んでいるようにも見えました。

 

きょうの最高気温は、

長野県飯田市南信濃で33.1℃、東北の仙台や福島でも30度以上の真夏日となり、北海道でもオホーツク海側の置戸町境野で25.0℃と北海道で今年初の夏日となりました。

23.6℃まで上昇した札幌では桜が開花からわずか2日で満開となり、23.8℃まで上昇した帯広でも桜の開花が観測となりました。

 

あすにかけては、全国的に夏先取りの高温が続き、PM2.5濃度がきょうと同程度かやや高濃度になる可能性があります。すぐに健康への影響があるレベルではありませんが、ぜんそくなど呼吸器系疾患のある方は、念のため、部屋の換気の時間を短くしながら、ステイホームを心がけましょう!

 

■PM2.5の全国の濃度の情報は、環境省のそらまめくんで http://soramame.taiki.go.jp/DataMap.php?BlockID=01

■札幌市の詳しい情報は、札幌市大気環境観測データ速報システムで http://air.city.sapporo.jp/

■予測情報は九州大学のSPRINTERSで https://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/forecastj.html