6月に入り、本格的に紫外線が強くなってきました。一年の中では、7月に紫外線の強さがピークを迎えることになります。

まさにUVケアをしっかりしなくてはいけないこれからの時期、「紫外線と服の色の関係」を知っておきましょう!

 

🌞ボーダーのTシャツで縞模様の日焼けに⁉

紫外線が服を通過して、肌に届く強さは色によって変わってきます。

ボーダーのTシャツ一枚で夏の日差しの強い日に、外で一日中レジャーを楽しんだ後に服を脱いだら、体にシマシマ模様の日焼けをする場合があるんです。

ここでクイズです!日焼けをしてしまった部分のボーダーは何色だったでしょうか?

答えは、『白』です。

白は他の色に比べて、紫外線が服を透過して、肌に届きやすいのです。

夏のレジャー時のような強い紫外線を受けると、白色の部分だけ日焼けして、ボーダーの服だとシマシマ模様の日焼けになってしまうことがあるのです。

同じ綿100%素材だと白が紫外線を最も通しやすく、色がついていれば黒でも青でも黄色でも、紫外線の透過率はそんなに変わらないというデータがあります。

つまり、白の服は紫外線を通しやすく、紫外線防御効果は低いということになります。

🌞服の素材で紫外線透過率は大きく変わる!

素材別では、「麻」が綿よりも紫外線を通しやすく「絹」「ポリエステル」「レーヨン」は綿に比べて、紫外線を通しにくい素材になります。

UVカット加工の衣料品も販売されていますが、素材が通しにくいものになっていることに加えて、記事の織り方などが工夫されているものが多いようです。

気持ちの良い青空は紫外線が強いレベル

🌞UVケアと暑さを意識すると「白」「黒」以外で

夏の暑さを意識すると、黒は熱を吸収して暑くなりやすい

一方で白で薄い素材だと日焼け対策にはなりません。

日焼け予防で一枚シャツを羽織るなら、白か黒以外の色がオススメということになります。

紫外線対策の第一歩は木陰を利用して、浴びる量を減らすこと

日焼けは昔は健康のシンボルとされていた時代もありましたが、シミやシワなどの美容への影響だけでなく、長年浴びすぎることで皮膚がんのリスクを高め、免疫力を低下させて、体調不調が起きやすくなる恐れもあります。

日ざしが強い日の服装選びは、「色」や「素材」も意識して、UVケアしましょう!

 

【6・7月号】夏のUVケア①

 

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