1年の中で急速に発達する低気圧(いわゆる”爆弾低気圧”)が日本付近で発生する回数は、12月が最も多いというデータがあります。

九州大学の爆弾低気圧情報データベースの情報より、2001年~2020年の爆弾低気圧の発生回数をカウントすると、

1位:12月 96回

2位:2月・3月 90回

4位:1月 89回

5位:11月 67回

12月をピークに晩秋~春先にかけて発生数が多くなるということがわかります。

反対に、梅雨時期~台風シーズンの7月・8月は0回となっています。

 

12月は爆弾低気圧シーズンです。低気圧発達のエネルギーは、大きな温度差です。季節外れの暖かさの後に、シベリアから強烈な寒気が流れ込む際に日本付近で低気圧が急速に発達し、北日本や日本海側に嵐をもたらします。

 

今週はあす(12/13)は、爆弾低気圧の影響で北日本の日本海側では猛吹雪になるところがありそうです。

11月30日から12月2日にかけて通過した爆弾低気圧では、電柱の倒壊や倒木、飛散物による電線の切断が発生し、十勝地方を中心に停電が相次ぎました。最新の気象情報をチェックし、念のため冬の停電へ備えをしましょう!