きょう(2/26)は、東日本や北日本を中心に一気に春がやってきたような陽気となりました。

東京都心の最高気温は3月中旬並みの14.7度、札幌は4月上旬並みの8.0度まで上がりました。

実はこの気温の上昇の兆しは、2月20日~21日に北日本を中心に大雪や暴風雪をもたらした低気圧の位置や発達の度合いによく表れていました。

きょう(2/26)付の日本農業新聞の連載記事「気象予報士森山知洋のお天気プラス」で解説しています。

日本農業新聞2月26日付天気面

低気圧の位置が、南からの暖気が強まって、今までより北よりのルートを通ったこと。

さらにこの冬一番という急発達をしたことからも春の暖気のパワーが強まっていたことがわかるということを、記事に詳しく書かせてもらっています。

長く厳しかった冬もようやく終わりが見えてきました。本州以南の花粉症の方は、来週一気に本格飛散しますので、花粉症対策をしっかりしましょう。

また、北日本や積雪の多い地域の方は、落雪の危険のある軒下を歩かないドライバーは見切り運転をしない、いつも以上に丁寧な運転を心掛けて、くれぐれも事故の無いように気を付けましょう!落雪の危険があるからといって、屋根の雪下ろし作業は、不安がある場合は無理に行わず、業者や自治体などへの相談を第一に考えることをおススメします。特に北海道のトタン屋根は滑りやすく、雪下ろしをすることを前提に建てられていません。屋根の雪下ろし作業自体が危険な高所作業です。ドアの開閉がしずらくなるなどの兆候を目安に、本当に必要があるかどうかを慎重に判断してください。

 

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