3連休最終日となった今日(10/10)は北海道で雨や風が強まり、登別や白老などで記録的な大雨になっています。

17時までの日降水量は登別市カルルスで250㎜を超え、12時間雨量としては1985年の観測以来最多平年の10月の1か月分以上の雨が1日で降りました。

この影響で土砂災害などの危険度が高まっています。

キキクル 土砂災害 10/10 17時

大雨となった原因は、低気圧や前線の影響で南風に乗って、次々に北海道に湿った空気が流れ込んだためです。

天気図 10/10 正午

 

特に胆振地方の登別市カルルスや白老町森野で極端に雨量が多くなるのは、地形の影響です。

この地域はコの字型にやや高い山があり、南から南東方向から湿った空気が入ると、山で上昇気流が強まって、雨雲がさらに活発化します。

苫小牧沖上空からの登別白老方面のコの字型の雲

写真のように山に沿って湿った空気が昇って、他の場所よりも雲が発生しやすいため、道内で最も雨が多いのがこの地域となります。

きょう(10/10)は普段から雨の多いこの地域にとっても記録的な雨となっているため、土砂災害や川の増水などに十分にお気を付けください。