能登半島では、活発化した秋雨前線の影響でこれまでに経験のない記録的な大雨となっています。
12時20分までの12時間降水量(半日で降った雨の量)は、輪島市で300㎜を超えるなど観測史上1位の豪雨となっています。特に輪島市では、線状降水帯の影響で9時22分までの1時間に121.0㎜という石川県内でも観測史上1位の猛烈な雨を観測しました。
元日に大地震で甚大な被害が発生した輪島市・珠洲市・能登町では、既に大雨による浸水・洪水・土砂災害などが発生している箇所があるとみられています。
河川のカメラを見ても、既に濁流が溢れるような状態で橋脚には流木が引っかかったりするなど、50年以上経過するしたり、古い橋など強度が不十分なところでは橋自体が崩落することもあるレベルの豪雨となっています。
2016年8月に北海道を次々と襲った連続台風による豪雨の際は、十勝地方で崩落した橋に転落したことで、3人の犠牲者が出ました。
避難のために移動をする場合、橋が既に崩落している恐れもあるので、避難は橋を渡らないルートが最善となることも想定しましょう!
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