3月のスタートは各地で3月下旬から4月上旬並みの暖かさとなりました。
6.7度まで上がった札幌では、昨日(2/28)の朝からきょう(3/1)までに積雪が10㎝も減少するなど各地で雪どけが進みました。
きょうは気象庁から2月の天候のまとめと、この冬の天候のまとめが発表になりました。
これによると、2月の北海道の降雪量(雪が降った量)は歴代2番目に少ないことがわかりました。道内主要22地点平均の降雪量が平年の65%で1990年の62%に次いで統計開始以来2番目に少ない記録。
今年の1月が統計開始以来1番少なかったのに続いて、2月も記録的な少雪となりました。
また、冬(12〜2月)の期間の日本海側の合計降雪量は、史上最も少ない記録でした。平年の63%にとどまり、1961年の統計開始以来最も少なかったのです。
この冬を振り返ってみると、昨年の10月には旭川や稚内で史上最も早い初雪を記録し、
12月には札幌がドカ雪に見舞われるなど冬の前半は雪が多めでしたが、後半は大雪になるケースも少なく、ひと冬を通すと記録的に雪が少なかったということになりました。
この傾向は、地球温暖化が進んだ時のシュミレーションに近いものです!地球温暖化が進むと、雪や雨は降る時にはしっかり降って、降る雪は湿った重たい雪が増えるという予想が出ている一方で、降らない時はほとんど降らないという両極端な状態になると予測されているのですが、この冬はそれに近いものになりました。
何事も平年並みが一番という場合が多いのですが、この先の春の予測も、気温は「平年並みか高め」なので、雪どけはいつもの年よりも急ピッチで進むところが多くなりそうです。