今日(4/18)は、日本海から低気圧が急速に発達しながら北海道に接近した影響で、各地で暴風が吹き荒れました。
午後9時までの最大瞬間風速のランキングは以下の通りです。
1⃣真狩村 42.2m/s ☆真狩村の史上1位の暴風
2⃣倶知安町 34.9m/s ☆倶知安町の4月の史上1位
3⃣斜里町 34.7m/s
道内で一番強かった真狩村の42.2m/sは今年に入ってから道内で最も激しい風でした。この突風に関しては、気象庁があす現場調査をすることになっています。
暴風による被害とリスクの想定
今日の暴風により、家屋の外壁やトタン屋根がはがれる等の建物被害や、壮瞥町などをはじめ各地で停電も発生しましたし、転倒事故でけが人も出てしまいました。幸い犠牲者が出るような大きな事故には今回はなりませんでしたが、最大瞬間風速で30m/s以上などの激しい風が吹くときには、危険なものが飛ばされてくるリスクが高い日と心構えをして、行動すると良さそうです。
札幌中心部で飲食店の看板が落下して女性が意識不明の重体になった2015年2月15日の事故の日は、最大瞬間風速が30m/s以下で発生しています。建付けの悪い看板などメンテナンスをされていないものが、街中には残念ながら沢山あります。
施設を管理する方などは、もしかしたらを想定してしっかりメンテナンスを心がけましょう!
今日の”嵐” ☂や⛄はどれくらいだった?
今日は暴風だけでなく、大雨やこの時期としては大雪になったところもありました。
4/18の☂降水量(午後9時まで)
1⃣登別市カルルス 133.0㎜
2⃣白老町森野 113.0㎜
3⃣七飯町大沼 87.0㎜
このように今日の道内は、今年に入って初めて1日に100㎜以上の大雨になったところがありました。これらの街では、平年の4月に1か月かけて降る雨の量がたった1日足らずで降ったということになります。☂に雪解け水も加わっているため、この先しばらくは川の増水や土砂災害などに念のため、ご注意下さい。
4/18の⛄降雪量(午後9時まで)
1⃣中札内村 23㎝
2⃣帯広空港 17㎝
3⃣新得町 14㎝
このように十勝地方は、日高山脈の東側に冷気がたまったことで予想以上に気温が低く、降るものが☂ではなく、ほとんどが⛄で降ったため、雪の量が多くなりました。帯広中心部でも9㎝の雪が降り、冬に逆戻りしたような光景になりました。
あすの十勝地方は、日差しが戻り15℃位まで気温の上がるところも多いため、朝までは積雪路面や凍結路面に要注意ですが、あす日中には今日降った⛄もほとんどとけてなくなりそうです。