超大型で非常に強い台風21号が今週末~来週前半にかけて、日本列島に荒天をもたらしそうです。
今回の台風21号は、北海道では「雨⛆の嵐」になるところと、「雪⛄の嵐」になるところが出てきそうです。
🌀スピードアップに注意!
最新(10/21 9時発表)の予想進路図をみると、今日までは時速20キロ前後と比較的ゆっくりとしたスピードで北上しますが、明日(10/22)以降はスピードを上げて北上し、近畿~関東の南海上へと急接近する予想。さらに明後日(10/23)は時速を80キロ前後という早いスピードで北日本へと接近する予想になっています。
🌀どこでいつ荒れる?
❚南西諸島~東日本にかけて
太平洋側を中心に台風が近づく前の今日(10/21)から前線の影響でしっかり☂が降り、明日(10/22)の後半からは台風本体の活発な雨雲により、大雨の恐れがあります。また、勢力もある程度強い状態をキープして接近するため、暴風や高波、南に開けた湾などは高潮にも警戒が必要になりそうです。
❚北海道の影響は?
北海道は、今の予想進路で進んだ場合、明後日(10/23)は午後を中心に荒れそうです。具体的には、太平洋側を中心に雨や風が強まって、暴風や高波、大雨の恐れがあります。また、気温の東部や北部の内陸を中心に湿った⛄による大雪の可能性もあります。
🌀4年前の10月に類似台風
2013年10月の台風26号と、今回の21号は時期やルートが非常によく似ています。
❚伊豆大島で大規模な土砂災害
4年前の台風26号では、前線の雨雲と台風の雨雲が直撃した伊豆大島で記録的な大雨(24時間で824㎜と10月の平年1か月分の2.5倍が一日で降った)となり大規模な土砂災害が発生。伊豆大島では死者・行方不明者39名という大災害になりました。
❚北海道は季節外れの積雪
4年前の台風26号は、北海道には寒気が引き込まれたことで、東部の内陸を中心に季節外れの大雪となりました。遠軽町白滝では30㎝の積雪、帯広空港と南富良野町幾寅でも20㎝の積雪を記録するなど各地で10月の史上1位の雪となりました。
また、沿岸部を中心にその他の地域では暴風雨となり、羅臼町で105.0㎜の雨を観測するなど太平洋側東部とオホーツク海側を中心に100㎜前後の大雨となりました。根室では最大瞬間風速36.7m/sの暴風が吹き荒れるなど風も強く、根室では高潮によって潮位の上昇もありました。
【4年前の社会的な影響(2013年10月16日~17日)】
☔大雨による河川の増水
🌳倒木による停電(全道的に最大約2万戸)
🏠住家の床下浸水
🏢暴風による建物の損壊・屋根や窓の破損
⛄雪や強風などにより、国道や道道の通行止め
🚄JR運休230本
㊫教育関係では臨時休校(151校)や終業繰上げ(400校)
今回も同じようなルートで来た場合は、☔⛄や暴風・高波などによる道内への影響が10/23㈪の午後を中心に出る可能性があります。最新の情報を確認しながら、台風に備えるようにしましょう!