先週からの記録的な寒波の影響が北日本を中心に続いています。

今朝(1/29)の札幌の最低気温は、-10.5℃まで下がり、1/24から6日連続でー10℃以下の冷え込みが続いています。

凍れた札幌の朝日(1/29撮影)

これは、2001年2月以来22年ぶりのことです。

2001年は2/11~16に6日連続、さらに1/12~1/20にかけて9日連続でー10℃以下となり、記録的に寒い冬でした。

 

今冬と2001年の共通点はラニーニャ

今冬は、ペルー沖の太平洋の海水温が平年より低いラニーニャ現象が発生していることが、寒波や極端な寒暖差にも影響しているとみられています。

2001年冬もラニーニャ現象が長続きしていたタイミングという点が、この冬との共通点です。

ちなみに2001年の夏の北海道は、その後冷夏となりました。異常気象をもたらすラニーニャは今年の春には解消する見通しですが、異常気象の起こりやすい状態が今年は落ち着くかどうかに注目です。

 

これくらいの厳しい寒さが続くことで、水道凍結のリスクが一段と高くなります。今月いっぱいは厳しい寒さが続く見通しのため、家を空ける時間が長い方は、水抜きをしておいた方が良いかもしれません。

また、厳しすぎる寒さに体がついていけないことで、ヒートショックなど室内の気温差や寒い日の入浴による血圧の急な変化が原因で起きる循環器系の疾患の発生リスクも高まります。特に高血圧の方などは、トイレなど寒い所に行く際は一枚羽織るものがあると良さそうです。インフルエンザも流行が拡大中です。体調管理に気を付けましょう!