今朝(12日)は、冷え込みが厳しく、札幌では最低気温がー10.4℃。この冬はじめてマイナス10度を下回りました。日中も気温が上がらず、きょうの最高気温はー7.4℃で、札幌で一日の最高気温がー7℃以下なのは2010年以来7年ぶりという寒さです。

冷え込みが厳しい日には、テレビなどで時々『バナナで釘がさせる』といった映像を目にすることがあると思いますが、いったい何℃まで下がると何が凍るのでしょうか?

 

何℃で何が凍るか?  大まかな目安は、以下の通りです。

・0℃…水
・約-6℃…サイダー
・約-10℃…ビール
・約-13℃…ワイン
・約-14℃…日本酒
・約-15℃…ダイヤモンドダスト
・約-15℃…シャボン玉が凍る
・約-20℃…バナナで釘が打てる
・約-24℃…しょうゆ
・約-25℃…凍烈(木の中の水分が凍って、幹に亀裂が入る)

このように、お酒はアルコール度数が高いほど凍りにくく、調味料は塩分濃度が高いほど凍りにくくなります。ちなみにロシアでよく飲むウォッカはアルコール度数がかなり高いので、自然環境では凍ることはほぼないでしょう。

 

さて、あすは今日以上に冷え込みが強まるところが多くなる予想です。

あす(13日)の予想最低気温は札幌で-10℃~ー13℃くらいなのでビールやワインが凍るほどの気温です。北見や帯広など道東の内陸はー20℃くらいまで下がるところが多いので、ダイヤモンドダストが見られたり、バナナがコチコチに凍って、釘が打てるような冷え込みになりそうです。また、一番冷え込みが強まりそうな陸別町や幕別町、弟子屈町川湯などは-25℃~ー30℃近くまで冷え込む可能性があり、しょうゆでも凍る”しばれ”になりそうです。

 

ちなみに、凍らせてみる実験は、お子さんの自由研究にもピッタリですが、注意ポイントがあります。それは、「凍傷」です。夢中になって写真を撮ったり、細かい作業をするために手袋を外した状態で冷たい水などに触ると、知らず知らずに凍傷になる恐れがあります。もし、この実験をお子さんと一緒にする場合も、手袋をしっかり着用し、万全の防寒で楽しんでみてください。 (1/12 21:00更新)

 

※写真は3年前に札幌で-7℃台まで冷え込んだ朝にした実験結果です。

何℃で何が凍る?水・サイダー・オレンジジュースは凍りましたが、しょうゆは凍りませんでした。

 

 

 

 

 

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