今日(4/6)の道内は、昨日の気温をさらに更新し、今年一番の暖かさになったところが多くなりました。5月下旬並みの18.0℃まで上がった札幌は、4月上旬としては2001年以来17年ぶりの暖かい一日でした。札幌の気象台で観測している積雪も21時現在わずか3センチとまもなく残雪もなくなりそうです。(写真撮影時の朝は10センチ)

今日の道内最高気温は、帯広市の22.6℃で7月中旬並みの汗ばむ位の陽気となりました。帯広の今日の気温はは4月の上旬としては観測開始以来2番目の気温で、東京や大阪など本州よりも高くなりました。今日は十勝地方など道東の18地点で20℃以上に、また、道内の約7割にあたる120地点で15℃以上とこの時期としては極端に気温が上昇しました。気温が上がった原因は道東を中心に晴れたことや暖気が入ったことに加えて、フェーン現象の効果が大きく、札幌でも西〜南西の山を越える気流で予想以上に気温が上昇しました。

このように季節を大きく先取りして、気温が上がった後は天気が崩れるケースが多いのですが、今夜からあすの朝は道内広い範囲で雨☂が降りそうです。今夜からは「雪解けが進む3大条件①気温が高いこと、②雨がふること、③風が強いことが全て揃うため、さらに急激に雪解けが進みそうです。4/6の21時現在、全道に「なだれ注意報」と「融雪注意報」が発表中です。雪解け水に雨が加わることで、なだれや土砂災害、川の増水などの危険度が、特に明日4/7の午前にかけて高くなりますので、注意が必要です。

また、あす天気が回復した後の午後は気温が右肩下がりです。朝は寒くなくても、学校帰りや会社帰りの時間帯は肌寒くなりそうです。きょうの暖かさのイメージと同じ服装だと体を冷やしてしまう恐れがあります