きょう(6/24)は、大阪で日本陸上選手権が行われています。100mや200mといった短距離走では、記録が風の影響を大きく受けることがあります。

風速が2.0m以上の追い風が吹いている時は、「追い風参考記録」となり、公式記録にはなりません。この2.0mの風というのは、日常生活ではそよ風程度で弱い風なのです。

 

風速が2倍になると風圧は4倍に!

なぜ2mというそよ風で追い風参考記録になるのでしょうか?

実は風速が1mの時に比べて、2mになると、選手が受ける風圧は4倍になるためです。

陸上競技と風の関係風速が2倍になると、風圧は4倍になるという関係があり、短距離走では風がタイムを大きく左右するため、タイムとともに風向風速も正確に測定をしているのです。

 


 

今夜行われた日本選手権の男子100mでは、雨の中でしたが、サニブラウン選手が自己ベストとなる10秒05(大会新記録)という好タイムで優勝しました。レース時は、追い風0.6mということで、風はまずまずの好条件でした。やはり短距離走では、雨よりも風の影響が大きいようですね。

そして、もし追い風1m以上のさらに良い条件の場合は、日本人選手初の9秒台に届いたかもしれません!

 

 

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