先週後半から厳しい暑さが続いている道内、きのう消防庁から発表された熱中症による救急搬送者のデータをみると、北海道は7/3〜9の1週間で240人と前年の同期間比で10倍と一気に急増しました。この数字は、47都道府県の中でも4番目に多く、急激に暑くなった北海道で熱中症が多数発生したことがわかります。

 

▶7月上旬は記録的暑さ

7月上旬(7/1〜10)の北海道内主要22地点平均の気温は、統計開始以来2番目に高かい記録的に暑い7月上旬だったのです。
帯広、室蘭、苫小牧、岩見沢の4地点では統計開始以来最も高温な7月上旬で、札幌も史上2番目に暑い7月上旬でした。

▶発生場所は「室内が約半数」

7/3〜9の1週間で240人も救急搬送された方の場所の内訳をみると、住居が一番多く36%、次いで公衆の屋外が18%学校などの教育機関と道路がともに11%公衆の屋内が9%などとなっていて、室内で起きた熱中症が全体の約半数を占めているとみられます。

図2熱中症の発生場所
北海道の住宅は、冬の寒さに対応するために気密性が高く、熱がこもりやすい場合も多いです。室内は対角線上に窓を開けて、風通しをよくしたり、扇風機を活用するなど熱がこもらない工夫をしましょう!