3月~4月の紫外線は侮れない!? 

日差しが力強さを増す春は、紫外線も日に日に強まっていきます。

紫外線の強さは、「UVインデックス」という人体への影響度を数値化した指標が世界標準(WHO:世界保健機関でもこの基準)となっていて、日本でも2005年から気象庁WEBページでUVインデックスによる毎日の紫外線情報を発表しています。

UVインデックスとは? 気象庁WEBページより

UVインデックスとは? 気象庁WEBページより

 

 

UVインデックスによる紫外線情報 気象庁WEBページより

UVインデックスによる紫外線情報 気象庁WEBページより

3月後半のUVインデックスは北海道でも強ければ、4~5と「中程度(やや強い)」レベルの中でも、上の方の数値となり、4月の後半には6~7と「強いレベル」に達する日が出現します。まだ夏のような暑さがないため、ついつい油断しがちですが、春の紫外線の強さは侮れません!

春の我々の肌は、まだ日焼けに弱い状態といえます。日差しをある程度受けた夏の肌は肌自体に天然のSPFとなる防御効果(少し黒くなった肌)がある場合も多いですが、春先の肌は紫外線ダメージに敏感な状態であるため、しっかりケアをしないとうっかりヒドイ日焼けをしてしまう恐れがあります。

 

 

肌だけじゃない!健康への影響

かつては小麦色の日焼けした肌こそが健康のシンボルとされていましたが、紫外線の浴びすぎは様々な健康への悪影響があります。

シミやシワなど肌の影響や、紫外線角膜炎や白内障などの眼への影響も、屋外で過ごす時間が長い農業・漁業者を中心にに多く発症する傾向があります。

また、高齢化に伴い、紫外線を長年浴びる影響で皮膚ガンのリスクも高まります。さらには、紫外線を多量に浴びることで体に活性酸素がたまり、風邪を引きやすくなったり、免疫力が低下する原因にもなるのです。

 

あなたの日焼けタイプは?

 日焼け直後と数日後の肌への現れ方によって、一般的に日本人は図のように3つの肌タイプに分けられます。

日本人の肌タイプ 紫外線保健指導マニュアルより図引用

日本人の肌タイプ 紫外線保健指導マニュアルより図引用

Ⅰ.日焼け直後は赤くなり、数日後は黒くなりにくいタイプ。色白の方に多い
Ⅱ.日焼け直後はそこそこ赤くなり、数日後はそこそこ黒くなるタイプ
Ⅲ.日焼け直後に赤くなりにくく、数日後に黒くなりやすいタイプ。色黒の方に多い

 

この中ですぐに赤くなりやすい肌タイプの方が一番紫外線に敏感で、日頃からしっかりと対策が必要になります。

また、女性より男性の方が紫外線によるダメージを受けやすいというデータもあり、美容だけでなく、男性や子供も含めた家族みんなでの紫外線対策が大切です。

 

 

UVケアのポイント

UVケアのポイントは、紫外線を浴びる量を減らし、防御することです。

紫外線の強さは、北海道では一日の中では午前11時30分頃がピークで、その前後2時間ずつの「午前9時半頃~午後1時半頃が特に強い時間帯」となります。

日差しの強い日の外出は朝夕の時間を有効活用し、昼前後は日陰や屋内で過ごしたり、休憩をするという生活リズムが浴びる量を減らすためにおススメです。

≪アイテム別のポイント≫

①日焼け止めけ

自分の肌や生活シーンに合ったものを選び、衣服でカバーできない顔や首周りなどにたっぷりと塗りましょう。

日焼け止めはSPFの数値の高いものを薄く塗ったりするのではなく、短時間の散歩では比較的数値の小さいものを選んだり、炎天下のレジャーの際には数値の高いものや耐水性タイプのものを使用するなどTPOに合わせたものを選択しましょう!

 

②帽子👒

キャップタイプよりもハットタイプの方が顔だけでなく首回りなどのUVカット効果が期待できます。

つばの長さが7㎝ほどの帽子で顔正面にあたる紫外線量を60%以上カットする効果があります。

また、帽子の着用により眼にあたる紫外線量を約20%カットする効果も期待できます。

 

③眼のケア🕶

UVカット機能付きサングラス・メガネ・コンタクトの着用により、約90%紫外線をカットすることができます。

長時間の車の運転などにも、サングラスは欠かせないアイテムとなります。

 

 

紫外線は、布団干しの殺菌効果やビタミンDを体に生成する手助けをするメリットもありますが、浴びすぎはよくありません。

春から本格化する紫外線シーズンを太陽と仲良く付き合って健康的に過ごしましょう!

 


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