日本時間16日、エンゼルス大谷投手が登板予定のカンザスシティの試合も含めて、メジャーリーグのゲームが6試合も⛄雪や寒さの影響で延期になりました。

日本時間16日15時現在のアメリカ中東部の主要空港の天気と気温の分布をみても、カンザスシティも含めて0℃以下で五大湖周辺エリアを中心に季節外れの雪となっています。

試合が延期になって残念ではありますが、このような悪条件で大谷選手の登板が回避できたのは、ケガなどのリスクを考えるとファンにとっては、ほっと一安心という方も多いのではないでしょうか?

 

アメリカの寒気のレベルは?

今回アメリカに流れ込んだ上空寒気のレベルは、きのう(4/15)に北海道の道東を中心に雪を降らせた寒気よりも一段階強いレベルです。

アメリカ上空1500メートル付近の寒気の様子 ECWMFのWEBページより

五大湖の西には上空1500メートル付近にマイナス12度という強烈な寒気が通過しています。

きのう~今朝に北海道上空を通過した寒気がマイナス8度前後ですから、北海道よりもアメリカ中北部は寒くなった地域も多かったと考えられます。

北海道では草野球のキャッチボールをするにも4月は、まだ寒さで手が痛くなる時期です。

160キロを超えるスピードボールは、この寒さではプロの選手でもキャッチをするのはキケンだったはず。

この中止決定判断は、気象予報士視点からみても素晴らしいです!

大谷投手の次回登板は、日本時間の18日水曜日、比較的温暖な本拠地アナハイムになる予定のようです⚾