カレンダー上ではまだ「春」であるという感覚ですが、今年はすでに夏のような季節先取りの陽気が多くなっています。

季節の変わり目と急激な暑さが同時に来ると、自律神経のバランスが崩れ、体が暑さに対応ができず、脱水症状になることもあるので、春であっても、水分補給を意識しましょう。

 

❚特に注意が必要なのは、高齢者と乳幼児

高齢者は、腎臓の機能や筋肉の低下により、体内に水分を留めておくことが難しくなること、身体活動量の減少で、食事の量と食事由来の水分も減ることから、脱水を引き起こしやすくなります。

 

乳幼児は、大人と比較して、割合的に水分を多く必要とすること、腎臓が発達していないことなどから、脱水になりやすくなります。

 

何も運動をしなくても、呼気や皮膚から水分が出る「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」は、大人で1日あたり約500ml~1000ml、乳児で、体重1キログラムあたり、3050mlと言われていますので、最低でもこの量以上を目安に水分補給をする必要があります。

 

❚水分補給のために1日3度の「食事」を

食事をすることで水分の他、たんぱく質やビタミン、ミネラルも摂ることができるので、食事は脱水症対策の第一歩。

1食ごと、出来るだけ主食、主菜、副菜を揃えるよう意識し、1日3回規則正しく食べることが大切です。

 

 

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