急にモクモクと活発な雨雲が発生し、ゴロゴロと⚡雷が鳴ることも多い変わりやすい夏の空。

身の安全を確保するためにも雷雲の位置を正確に把握することが大切です。

 

今回の「おしえてプラス」のコーナーでは、「雷雲(かみなりぐも)の確認方法」についてご紹介します。

 

⚡雷は積乱雲のもとで発生

雷が発生するのは、強い☂を降らせることが多い積乱雲(夏の入道雲)という雨雲です。

積乱雲の特徴は、

水平スケールは2・3キロ程度のものが多く小さい

垂直スケールは10キロ以上に発達することがあり、背が高い

寿命は1時間程度のものが多い

➡このような理由から積乱雲の発生する位置や数時間後にどこにあるかを正確に予測するのは非常に難しいのです。

 

 

⚡こまめに情報をチェック

では、雷から身を守るためには、こまめに雨雲や雷雲がどこに発生しているかを確認することが重要になります。

お天気+プラスでは、気象庁WEBページの『雨雲の動き(高解像度降水ナウキャスト)』というコンテンツを日ごろから活用することをおススメします。

雷雲の確認方法

このページでは250キロ四方間隔のきめ細かい雨雲の位置と1時間先までの予想を確認できるだけでなく、⚡雷の発生状況を■や×マークで地図に表示することが出来るのです。

 

雷の音が聞こえた時などは、スグにこのページで⚡雷雲の位置をチェックしましょう!その活発な雨雲や雷雲がその後、自分のいるエリアに来る可能性があるかどうかを確認した上で、屋外の行動を決定しましょう。

もしも雷雲が近づいてくることが予想される場合は、

屋内や車内へ移動(雷雲のもとでは突風の可能性もあり、出来るだけ頑丈な建物がおススメ)

②雨雲雷雲の動きを確認し、完全に遠ざかってから外に出ましょう

雷雲の寿命は長いものでも1時間程度です。連なるように積乱雲が流れ込まない場合は雨宿りは数分~1時間以内で済む場合がほとんどです。土砂降りのわずか10分後に青空ということも夏は多いものです。

 

☔雨雲の予想は15時間先まで

2018年6月20日からは、今までは6時間先までだった雨の予想が最長15時間先まで気象庁WEBページで確認できるようになりました。

気象庁のスーパーコンピューターがこの春更新されたことにより、半日以上先の雨雲の予想が計算可能になったのです。

15時間先まで予想が可能になった「今後の雨」

これにより、お昼過ぎには、夜中の間の☔の予想を確認できたり、朝の段階で夜の雨の予想エリアを事前に知ることができるようになりました。

屋外の作業やレジャーだけでなく、お仕事にも有効活用できそうです。

 

テレビなどで気象キャスターが「大気の状態が不安定」「急な強い☂や雷雨に注意」などと伝えている時は、ぜひこちらの情報をチェックしましょう!

 

「不安定」ってどういうこと?