もう冬なのに、”小春日和”という言葉を天気予報やニュースでこの時期聞くことがありますが、春という文字が入っているのに何で?と思っている方も多いのではないでしょうか?

小春日和は、晩秋から初冬にかけての穏やかで割と暖かな天気の日のことをいいます。ところが、若い世代の方を中心に、小春日和を春先の穏やかな陽気と認識している方も多いようです。文化庁のアンケートによると、10代~20代では60%前後が春先の陽気だと思っているというデータもあります。

文化庁広報誌WEBページのアンケートを引用

「小春」とは、旧暦の10月のことで、今の暦では11月の中頃から12月の中頃にあたる時期です。その時期に穏やかな過ごしやすい陽気を小春日和といいますので、期間限定の季節を感じさせる言葉なのです。

 

北海道の日本海側では、晩秋から初冬は雪の日が増えて、穏やかに晴れる日は少なくなるので、小春日和は次第に貴重なものとなります。