きょうは低気圧の影響で雨や風が強まって、西日本から東日本の太平洋側で春の嵐となったところがありました。この雨雲の後ろには、モンゴルや中国の砂嵐で巻き上がった黄砂が日本列島に流れ込んできそうです。

気象衛星画像でも、中国大陸に茶色っぽくハッキリと見えるのが黄砂です。この黄砂を含んだ空気があす29日㊊~30日㊋にかけて、日本列島に流れ込む予想となっています。

地表付近の黄砂の予測図 気象庁WEBサイトより

最新の黄砂の予測情報は、気象庁WEBサイトhttps://www.data.jma.go.jp/gmd/env/kosa/fcst/fcst-s_jp.htmlで確認できます。

 

生活への影響は?

①空が霞む

今回の濃度の黄砂が流れ込むと、天気が回復しても、空が少し土色っぽく霞む地域が多くなりそうです。

 

②車や洗濯物の汚れ

洗濯物の外干しは、あす29日㊊~30日㊋は空の様子を確認して、霞んでいるようでしたら控えた方が安心です。

また、車も汚れが付着する可能性があるため、洗車をするなら、31日㊌以降にした方が良さそうです。

 

③健康への影響

ぜんそくなど呼吸器系疾患のある方は症状が悪化する恐れがあり、特に学童児は黄砂飛来時に、気管支喘息の受診が増えるという報告があるということです。

黄砂飛来時は、マラソンなど屋外での長時間の激しい運動を避けるなど慎重な行動が必要です。

一般的な不織布マスクを着用することである程度の吸入予防効果は期待できますが、自分の顔にピッタリあったものを着用することが大切です。