今年の猛暑の影響で、桜が季節を間違えて割いてしまう異変が全国各地で起きているようです。

9月の半ばを過ぎて、エゾヤマザクラが咲いた札幌では、8月23日に観測史上最も高い36.3度、今年の真夏日日数は合計30日に達するなど記録的な暑さに見舞われました。道内全体では、7月20日から44日連続して真夏日を観測し、観測史上最長記録を更新しました。

暑さの影響で葉が落ちて、花の成長を抑えるホルモンの働きが弱まったため、秋の始めのこの時期に咲いてしまったようです。桜の枝にトンボが止まる様子も見られました。

植物たちも今年の異常な暑さに混乱をしてしまったようですが、今週は北海道では最高気温でも25度に届かない日が多く、朝晩もヒンヤリして、季節が前進しそうです。

服装や布団の調整などをして、寒暖差で体調を崩さないようにお気をつけください。