積雪の多い北海道の農地では、この時期になると、融雪を促す作業をします。通常、白い雪は日射を反射しますが、黒っぽい色の融雪剤を農地に散布したり、畑にうねをつくって空気と接する面積を増やしたりします。散布しない場合に比べ、1~2週間も早く雪解けをするそうです。
融雪剤を散布する時期にも大まかな目安があります。
1⃣日中はプラスの気温が続くようになる頃(日平均気温で―3℃以上になる頃)
2⃣大雪になる可能性が低くなる頃(20センチ以上の新たな積雪の可能性が低くなる頃)
この2つの条件を満たすのが、ちょうど今頃の3月中旬というところが道内は多く、農家の皆さんはこの時期に融雪剤の散布作業をすることが多いようです。
農家の方にとっては、雪解けが遅いと農作業の遅れにつながるため、順調な春の訪れが待ち望まれます。