今日(5/30)も暑くなっている道内ですが、札幌では26.0℃まで上がり、2日連続で今月6日目の夏日になりました。5月に札幌で6日も25℃以上の夏日があるのは、1966年以来51年ぶりの最多タイ記録です。今年の5月は暑い日が非常に多かったということになります。

 

51年前のその後は?

さて、札幌で過去100年で5月に夏日が6回あったのは、51年前の1966年と1956年の2回だけ。では、その2年の夏の天候がどうなったかを見てみますと、なんとどちらの年も冷夏でした。どちらも5月は気温が高かったものの、6月から8月の夏の気温は、平年よりも「かなり低い」水準で、5月以降の天候が非常に両極端になりました。

今年の夏は、最新の3か月予報で「暑い夏」になる予想が出ているため、冷夏になる可能性は低いですが、温暖化の影響などで今後も極端な天候が発生する可能性は高いと見込んでいます。

 

5/30の道内最高気温ランキング

1⃣足寄町 28.5℃

2⃣帯広市 28.4℃

3⃣音更町 28.0℃

4⃣陸別町 27.8℃

5⃣幕別町 27.7℃

TOP5はすべて十勝地方で、帯広は今月8回目の夏日(真夏日を1日含む)となりました。また、きょうこれまでに25℃以上の夏日になったのは、道内のおよそ4割の62地点もありました。

 

5/30の全国最高気温TOP3

1⃣津和野町(島根県) 35.1℃

2⃣十津川村(奈良県) 34.5℃

3⃣南信濃町(長野県) 34.3℃

全国的にもかなり気温が上がり、島根県の津和野町では35.1℃と今年全国で2地点目の猛暑日です。東京や大阪でも真夏日一歩手前の29℃台と5月の終わりは全国的に真夏のような暑さになりました。

 

今日は全国の観測地点のおよそ3割にあたる278地点で30℃以上の真夏日となりました。

あすは今日よりはやや気温が下がるところが多いものの、日中は半袖で過ごせる陽気は北海道内でも続きそうです。