今日(7/9㊐)の日中にかけては、厳しい暑さでも、湿度が比較的低く、ギラギラとしたタイプの猛暑となりましたが、今夜から湿度が上昇し蒸し暑くなります。暑さの質が変わり、夜間も雲に覆われて気温が下がらないため、今夜からはしばらく寝苦しい夜が続きそうです。

 

朝の最低気温が連日20℃以上に!

北海道では朝の最低気温が25℃以上の熱帯夜になることは滅多にありませんが、20℃を下回らない夜は北海道民にとっては寝苦しさを感じる人が増える傾向にあります。

札幌ではあす(7/10㊊)から土曜日にかけて、朝の最低気温が20℃以上の日がしばらく続く可能性があります。また、あさって(7/11㊋)までは日中の最高気温も札幌や旭川で30℃位まで上がる厳しい暑さが続きます。引き続き、熱中症には十分気を付けましょう!

 

湿度UPで熱中症警戒レベルも↑

熱中症の危険度は、気温だけでなく、湿度も影響します。今夜からは湿度が上昇し、日中も気温の高い状態が続き、かなり蒸し暑くなります。湿度が高くなると、汗が蒸発しずらくなるため、体に熱がこもりやすくなります。このため、きょう(7/9㊐)までよりも、札幌ではあす(7/10㊊)あさって(7/11㊋)の方が熱中症警戒レベルは上昇するのです。

熱中症の危険度UP

表は、札幌の7月7日からの最高気温と最小湿度と暑さ指数(WBGT値)による熱中症レベルを示したものです。数値は気象台のデータと環境省の暑さ指数のデータを参考にしています。これを見ると、札幌は今日(7/9)まで3日連続で最高気温は30℃を超える暑さでしたが、熱中症の危険度の指標である暑さ指数(WBGT値)は、湿度を考慮したものなので、33℃台まで上がった7日よりも32℃台の9日の方が高くなりました。また、10日㊊~11日㊋の予想値をみると、どちらも気温は30℃と9日よりは若干低い予想ですが、最小湿度が60%と湿度が高くなり、蒸し暑くなることからWBGT値は9日よりもさらに高くなり、「厳重警戒レベル」が続く見通しとなっています。

 

熱中症の警戒レベルがひと目でわかる暑さ指数は、環境省のサイトで確認できます。http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php

熱中症予防にぜひご活用ください!