今年の7月は、台風の発生数が記録的に多くなっています。今年は1951年の台風の統計開始以来、7月の発生数としては史上最多タイの8個も発生ました。前回7月に8個台風が発生したのは、1971年(昭和46年)で46年前のことでした。この46年前は8月以降も台風発生数は多く、年間で36個と平年より10個以上の台風が発生しました。
▶今週も注目!台風5号の動き
現在、発生中の台風は5号のみで、太平洋上をグルグルと迷走中です。7/31の18時現在、中心気圧は935hPaで非常に強い勢力となっています。気象衛星画像で見ても、台風の眼がクッキリしていて、この台風が発達していることがよくわかります。
この台風5号の今後の動きですが、まだ不確定です。太平洋を徐々に北上してくることが予想されていますが、台風の予報円が大きく、5日後の8月5日15時の予想でも日本の南の太平洋の海上にとどまる見通しとなっています。
海水温が高い海域に長くいることで、勢力は衰えずに来週初め頃に日本列島に近づく可能性もあり、引き続き台風5号の動きには注意が必要です。
※気象衛星画像はひまわり8号リアルタイムWEB、予想進路図は気象庁WEBサイトより引用