きょうの道内は北西の冷たい風が強く、十勝地方では畑の土が舞い上がって、視界不良が発生、道東道が通行止めになるなどの影響が出ました。

帯広測候所では、冬としては1961年の統計開始以来初めて、土埃などで見通しが悪くなる『ちり煙霧』を観測しました。

気象衛星ひまわりの画像でも、十勝地方の畑などで巻き上がった土が太平洋まで流されて飛んでいる状態を確認することが出来ました。

 

1月の本来雪深くなるこの時期に、砂嵐のような状態になった理由は3つ

1⃣記録的に少ない雪

➡帯広のきょうの積雪は6㎝、芽室町は0㎝

2⃣空気の乾燥

➡帯広の最小湿度は今年に入って30%~40%台で経過

3⃣強い北西風

➡きょう1/6の帯広の最大瞬間風速は18.6m/s、音更町は19.9m/s

 

記録的な少雪という異常気象がもたらした現象でした。

この先、あさって1/8㈬になると、太平洋側を中心に湿った雪が降り、十勝地方の畑にも10センチ前後の雪が降り積もる可能性があります。今のパサパサに乾ききった土の状態はいったん解消される見通しです。