今朝は道内各地で記録的に寒い朝となりました。

旭川市江丹別ではー36.0℃まで下がり、国内としては19年ぶりにー35℃以下の気温を記録。

19年前1月15日も一番冷えたのは、旭川市江丹別でこの日の最低気温はー36.6℃でした。

 

🌡旭川・札幌の中心部も記録的

その他、旭川中心部でも2008年以来12年ぶりのー25℃台となるー25.7℃まで下がり、札幌中心部でもー14.9℃まで冷え込み、-15.0℃を記録した2001年1月15日以来19年ぶりの低い気温となりました。

ー15℃くらいまで下がると、ダイヤモンドダストが見える可能性がある寒さです。よく晴れた今朝の札幌は、市内のどこかでダイヤモンドダストを見たという方でいてもおかしくありません。また、旭川中心部ではバナナで釘が打てるような冷え込みで、塩分濃度が高いお醤油が凍ってしまうくらいの厳しい冷え込みでした。

何度で何が凍るかはコチラでチェックできます!くれぐれも凍傷には気を付けましょう。

冷え込む朝! 何℃で何が凍る?

 

🌡冷えた原因は?

これだけ冷え込みが強まった理由は、主に3つ

①上空1500メートル付近にー20℃前後の空気が流れ込んだ

➡今回の雪まつり寒波の中でも今朝が寒気の底となった。

②放射冷却が強まった

➡内陸を中心に晴れて風が弱く、地上の熱が奪われた。午前3時の地上天気図を見ると、ちょうど旭川などがある内陸で等圧線の間隔が広がり、ここに小さな高気圧ができていた。

2020/2/9午前3時天気図 気象庁WEBページより

 

③オホーツク海の流氷

➡紋別で昨日(2/8)に流氷接岸初日を迎えたこともあり、この流氷の上を通った弱い北風の影響も加わって、より一層冷え込みを強めたと考えられます。

紋別市WEBページより 2/8流氷接岸初日の写真

🌡今週中ごろから暖気

この冬の北海道は、暖冬・少雪傾向ではありましたが、先日の各地での大雪とここ数日の強烈な寒気と非常に両極端な天候となっています。

今週は中頃から後半にかけては、日本上空に4月並みの暖気が流れ込み、急激に気温が上昇します。

北海道でも最高気温で5℃から10℃くらいまで上がるところもでてきそうです。

道路にはザクザク路面や大きな水たまりが多くなったり、傾斜地では雪崩のリスクも高まります。ご注意ください。

 

 


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