能登半島地震から今日で1週間。

被災地では7日午後から雨から雪に変わってきました。

北陸へ流れ込む雪雲は、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)によるかなり発達したもので、能登地方の平地の多い所でも、8日にかけて30㎝前後の大雪になる恐れがあります。

大地震で何とか持ちこたえた住宅も雪の重みが屋根にのしかかることで倒壊のリスクが高まる恐れがあります。

2004年に発生した新潟中越大震災の後にも大雪による雪の重みで2次災害が多発した教訓を参考にして、避難生活や後片付けをされている皆さんはより慎重に安全な判断をしていただきたいです。

特に建築基準が見直される前の2000年5月以前に着工した木造住宅は、倒壊のリスクが高いといわれていますので、建築年も確認した上で今後の対策が急務となりそうです。

また、路面に積雪すると、亀裂のある道路などの判別がつかなくなったり、日陰の道路は凍結したりする時間もあるため、交通事故にも十分に注意が必要です。

あすは最高気温でも輪島市では3度位と非常に厳しい寒さが予想されますので、低体温症対策も必要になりそうです。

 


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