きのう(7/25)は気象庁から最新の3か月予報(8月~10月)が発表になりました。
去年の8月から10月の北海道は、8月~9月の前半にかけては、相次ぐ台風🌀や活発な前線により、記録的な大雨になりました。また、10月は一転低温で、特に10月の下旬は記録的な寒波により各地で⛄が降り、旭川(10/29)と稚内(10/31)では史上初の10月に根雪が始まりました。そんな去年の8月~10月の道内は大変な天候でしたが、今年の8月以降はどうなるでしょうか?
[8月の見通し]
気温:平年並みか高い
降水:平年並みか多い
今年の8月は、太平洋高気圧とチベット高気圧の北への張り出しが平年より弱まる影響で、偏西風の流れる位置が平年の8月に比べて南に偏る予想。平年の8月の偏西風は北海道よりも北を流れることが多いのですが、今年の8月は北海道付近に偏西風の流れができて、雨雲のもととなる前線帯が現れやすくなりそうです。このため、今年の8月は平年に比べて、☀晴れの日が少なく、☂雨の量が多くなる可能性が高いという見通しとなっています。
▶台風はどうなる?
去年の8月は3つの🌀台風が北海道に上陸するなど、次々に台風が接近・上陸しましたが、今年の8月はどうなるでしょうか?
去年は太平洋高気圧の西への張り出しがいつもの年よりも弱く、高気圧の縁を回るように通る台風が北海道に向かうケースが多かったのですが、今年の8月の太平洋高気圧は平年よりも西への張り出しは強いことが予想され、去年のように北海道に集中的に台風が何個も直撃する可能性はそれほど高くはならない見通しです。
ただ、台風が発生する海域の太平洋の海水温は今年は平年より高めで、台風が発生したり・発達しやすい環境があるので、8月以降も台風や台風の卵の熱帯低気圧にも注目です。
まずは、台風5号の動きは今後も目が離せません! 気象衛星画像はひまわり8号リアルタイムWEBより
★9月以降の見通しは、気象庁発表の3か月予報でご確認ください。