8月に入ってから、オホーツク海側では記録的な日照不足になっています。

今年の8月上旬(8/1~10)のオホーツク海側平均の日照時間は平年比22%と1961年以来2番目の少なさ。8月の上旬にこれほどオホーツク海側で日差しが少なかったのは、1963年(平年比19%)以来54年ぶりのことです。道内で日照時間が一番少なかった紋別地方の興部町ではこの10日間で5.3時間と平年の約1割しか日照時間がありませんでした。

この先もオホーツク海側では、8/20頃まで日差しの少ない状態があと10日ほど続く可能性があり、農作物への影響なども心配されます。また、健康面でも日差しが少ないことで、不眠やうつに陥ることもあるため、オホーツク海側の皆さんは健康管理にもご注意下さい。日照不足による不眠やうつ予防については、今月のプラスの創刊号で詳しく紹介しています。

北海道ではオホーツク海側の日照不足が目立っていますが、東北の太平洋側から関東地方も、オホーツク海高気圧からの冷たく湿った気流の影響で日照時間が少ない8月となりました。今後の農作物への影響などが大きくならなければと願うばかりです。

 

※全国の日照時間分布の画像は気象庁WEBページより引用