11月は一年の中でも1か月間での気温の下がり方が一番大きい時期です。日々の気温のアップダウンも大きい中でベースの気温が下がっていくため、風邪をひいたり体調を崩しやすい時期です。

 

❚札幌は1か月で約8℃低下

札幌の平年の最高気温は、

11/1が12.6℃11/15は8.3℃11/30には4.8℃まで下がります。

11月札幌の平年の最高気温の変化

11月の中旬には最高気温でも10℃に届かないが普通になり、月末には最高気温が5℃を下回るという時期。

1か月間で最高気温のベースはおよそ8℃も低下する11月は一年の中で最も気温が下がっていく幅が大きい月なのです。

❚気温の急な変化についていけない!

人間の体は、急激な気温の変化についていけなくなって、知らず知らずに体の調子を崩してしまうことがあります。また、11月は暖房を昼間でも使うケースが徐々に増える時期でもあり、🏠家の中と外との気温差も大きくなりがちです。昼間に暖房も入れる場合は、必要以上に暖めすぎず、外気との温度差は大きくても10℃~15℃以内に抑えることをおススメします。

晩秋のこの時期に過度な暖房は、空気の乾燥を促進させ、喉の粘膜の炎症が起きるなどして、風邪などのウィルスに対する抵抗力が落ちてしまうこともあるのです。

 

❚ヒートショック対策も意識を

室内でも風呂や洗面所、トイレなどは他の場所よりも冷えやすいので、暖かい居間などから移動した際に、急激に血管が収縮し、血圧が上昇する場合があります。高血圧や成人病予備軍の方にとっては、この気温差が引き金となって、脳梗塞などを引き起こすリスクが晩秋から冬に向かって、高まっていきます。

ヒートショック予防には、家の中の冷えた場所に移動する前に一枚羽織る冷たい水に触れる前に厚手のゴム手袋をしたり、お湯を使用するなど体に急激な気温差を感じさせないちょっとした習慣をつけることが大切です。また、お風呂に入る前に浴室を温めておくこと、食事の前に入浴することなどもヒートショック予防につながります。

 

❚気分も落ち込みにもご注意を

11月は日が短くなり、札幌など日本海側では冷たい☂や⛄の降る頻度が増してくるため、日照時間も著しく少なくなっていく時期です。

10月から12月の日照時間

光を浴びる量が減ると、人間の心と体に大きな影響を及ぼすことがあります。何となく落ち込みがちになったり、イライラしたり、症状が悪化すると不眠やうつ症状になってしまうことも。

 

❚心の健康を保つ対策は?

①出来るだけ太陽の光を浴びる

➡特に朝の太陽光には体内時計を整えてくれる効果があり、寝つきが悪いと感じる方などは朝の天気の良い日には散歩すると効果的

②家の中も明るく

➡☁や☂⛄の日が多く、太陽の光が届かないことも多いのが11月。そんな時は家の中でも照明を出来るだけ明るくして、光を浴びる量を少しでも補いましょう。薄暗い間接照明のような明かりだけだと、体には光が足りない状態になってしまいがちです。

③美味しく食べて心もスッキリ

日照不足という天気の変化をキャッチして、規則正しく、3食美味しく食べて、元気を保ちましょう

その上でより不眠やうつが心配な時にしっかり取りたい栄養素トリプトファン・ビタミンB6など含む食材を使っていく・・・これが、健康への近道です。

トリプトファンを多く含む食材

牛乳、チーズなどの乳製品や、バナナ、アーモンドなどの種実類、大豆製品など

 

ビタミンB6を多く含む食材

マグロ、カツオ、サケなどの魚の他、鶏ささみや赤ピーマンなど

 

詳しくは、今月のプラス2016年【創刊号】でご確認ください!

【創刊号】冬の不眠やうつに注意!7