2月も後半に入り、この先は雪が降る量よりも融ける量の方が多くなっていきます。

暖気が流れ込む日は一日で一気に10センチ以上も積雪が減少する日があります。

雪どけが一番進むのは3つの条件がそろったときです。

①気温が高いこと

②雨が降ること

③風が強いこと

 

①と②はイメージの通りですが、③は意外に感じる方もいるかもしれません。雪に暖かい風があたると、ドライヤーと同じような役割で強風になるほど、雪どけを加速させるのです。

日ざしについては、雪どけがさらに進んで、道路などのアスファルトが露出した場合、日ざしがアスファルト面を暖めて雪をとかす効果が生まれます。一面真っ白の積雪に対しては、気温・雨・風が3大条件となるのです。農家の方が畑の雪を効果的にとかすために、黒色の融雪剤をまくのは、日射の吸収量を増加させて、雪どけを促進させているのです。

 

きょう(2/22)は日本海から北海道へ低気圧が接近し、気温は札幌など高いところは5℃前後まで上昇し、夕方以降は雨が降りそうです。また、南風が夕方から夜をピークに強くなり、午後からを中心に雪どけが進んでいきそうです。

2月22日朝6時の天気図 気象庁WEBページより

急な雪どけは、低い土地の浸水や道路の冠水屋根からの落雪傾斜地ではなだれを発生させるところもありますので、ご注意ください。