連日のように高い所では40℃前後の猛暑が続く日本列島。
8/18には浜松市中区で41.1℃と日本歴代1位タイの記録が出ました。
🌡デスバレーで54.4℃「世界最高か?」
世界規模でみると、日本とアメリカで記録的な厳しい暑さとなっています。
8/16にはアメリカのカルフォルニア州のデスバレーで54.4℃という高温を記録しました。
過去に1913年7月には同じくデスバレーで56.7℃、1931年7月にはチュニジアのケビリで55.0℃を観測したというデータは残っていますが、当時のデータはかなり古いため、データの信憑性が低いとみられています。
データの正確性が確認できた中では、8/16に記録したデスバレーの54.4℃が世界最高気温になるかもしれません。日本に比べて広い国土のあるアメリカ大陸では、盆地での気温の上昇幅も大きくなるため、50℃を超えるような異常な暑さが出現するのです。
🌡気象の両極端化が猛暑の原因
暑さの記録が更新される度に地球温暖化の話が出ますが、今回の記録的な暑さは、気候変動による『気象の両極端化』がキーワードになると考えられます。
ここ数日は、日本付近で強まった太平洋高気圧とアメリカ付近で強まった高気圧の二つが地球規模でみると極端に強まったことが両国に熱波をもたらした原因となっています。偏西風の蛇行や台風やハリケーンの発生位置や熱帯地域の対流活動が活発なエリアなどの偏りによって、同じ場所で高気圧がパワーアップをし続けたことでとてつもない暑い空気を生み出したとみられています。